数量限定!さをり織りのサンダルが完成しました
こんにちは、東光株式会社 マーケティング部です。
今回は先日ご紹介した、さをり織りを使用したサンダルの続編です。
さをり織りを使用したサンダルが完成しました。今回はその完成品の一部をご紹介します。今回は初回ということもあり数量限定での販売となりますので、さをり織りのファンの皆様や、個性豊かな柄が好みのお客様でしたら、早めのご購入またはご予約をおすすめいたします。
詳しい価格や販売に関する詳細に関しては当社のお客様である、販売元のジョイントクラブ様までお問い合わせください。
生産者側の信頼関係
企画当初、生産者として懸念していたことは、左右の柄を裁断から生産まで、設定した品質基準で全てクリアできるかどうかでした。当社の取り組みの一つでもある、”資材の無駄を最大限減らす生産への努力”に沿ったアッパー素材の型抜きは、さをり織りの特徴の”感性のままに織る自由な織物製法”の特性を最大限に活用することでもありました。
さらに、通常通り左右対称を基準とする数ミリ単位の品質管理に慣れている職人さん達に、この微妙なニュアンスを感覚的に伝えることでした。職人さんの目利きと腕次第では、製品の予定納品数が大幅に減ってしまう不安も実は抱えていたのです。サンダルや靴の生産は使用する部材や工程も多く、国内ではパーツごとの分業制も多いことから、まさに当社が培ってきた信頼関係がとても重要でした。
さをり織りらしさを表現した予想の仕上がりに
最終工程を終えた商品を見た瞬間、長年サンダルを生産してきた私たちでも驚きました。左右の柄が対称ではないにもかかわらず、綺麗にデザインとしてまとまっていますし、画的にもかなり映えます。社内でも見た瞬間に、『予想以上によく仕上がっている』『かわいい、欲しい!』などの声が聞こえてきました。社内での盛り上がりから、販売に対する期待感もかなり高まります。
常識を超えて進化する勇気
長いコロナ禍での営業活動が続き、生活様式の変化からファッション業界全体のさらなる変化が必要な時代です。そんな中、私たち東光株式会社では過去の生産では考えもしなかった、素材の特性を加工せず活用する、さをり織りのサンダル生産のご依頼に挑戦しました。
その結果、見た目や日常生活において、何ら支障をきたさない品質基準の商品に対して、さらにリスクを抽出しようとする形式的な品質管理に捉われず、多様化するニーズに自由な発想で応えていくことの重要さを学びました。何よりショッピングの楽しみや、見たことのないワクワク感をお届けする商品企画・開発が、当社のものづくりの原点でもあります。
足元のライフスタイル企業として
今回、そんなことを考えるきっかけをいただいたジョイントクラブ様には本当に感謝しています。今後も、さをり織りの履物を、シーズン毎にデザイン変えて展開することも視野に入りそうです。
当社としても、サンプル試作を繰り返しながらサボサンダルやスニーカーなど今までにない、足元のライフスタイル提案企業として、積極的に攻めの開発をし続けようと改めて思いました。今後の東光株式会社の展開にもご期待ください。